どこかの駅で途中下車。
焼き芋の匂いにつられてその辺を散策してると角切りになってる芋羊羹を焼いて出してる屋台発見。
でも私が食べたいのって普通のサツマイモだったのよ・・・。
ちょっとガッカリしながら周辺を何となく散策してると裏路地の壁一面にたくさんのガチャガチャの筐体が。
例えるなら秋葉原のあの専門店みたいな・・・。
たぶん25mくらいの距離を3段くらいのガチャガチャの筐体が並んでいた。
ラインナップは既存のアイテムじゃなくて自分の記憶が混ざったカオスな何かになっている。
確認できた数字から「1973年」とか「1994年放映予定のロボアニメ」みたいな明らかに世代ではないものも混じっている。
カオスなラインナップの一部はフィギュア、身に着ける何か、本、何かの権利?みたいな多分これは自分が過去欲しかったものなのかなというものばかり。
現実のものじゃなくても自分が今まで見聞きしたもので欲しいなと思ったものはおそらくこのガチャロードの中に入ってる。
滅茶苦茶欲しいと感じる謎のガチャ、数十メートルにわたって回してみたいガチャだけが並んでいるから恐ろしいほどに迷う。
財布から100円硬貨と500円硬貨を出して左手に握り込んで歩く。
回せる回数的にそんなに多くなさそうなので厳選して・・・。
25mを2往復くらいした辺りで左腕をガッとつかまれた。
一瞬カツアゲか何かかと思ったら小、中学校の時の友人Hが怖い顔で私をにらんでいる。
なんか「とっくに集合時間は過ぎてる」「俺が代表で呼びに来た」みたいなことを言っている。
自分の生活は比較的ルーズだけど学校の集合時間とかはキッチリ守る性分なのでそのセリフにものすごく焦ってそのまま目が覚めた。
結局ガチャは回せなかった・・・。
あのガチャ、昔欲しかったものと今欲しいものが大半だったけどこれから欲しくなるかもしれないものも混じってたような・・・。
もしかすると「能力」みたいな概念も入手できたのかもしれない・・・。
ちくしょうHめ・・・。
集合時間ってなんのことやねん・・・。
あれか、欲しかったものはこれからも手に入らないし、これから欲しくなるものも結局手に入らないという暗示だろうか・・・。
しかしよくよく思い出してみると欲しいものを手に入れるチップ(硬貨)は確かに持っていた・・・。
あれはチャンスの暗示なのかもしれない・・・。